ソフトバンク株式会社東京大学大学院情報学環・越塚研究室は、パートナー団体・企業と「xIPFコンソーシアム」を結成する予定。2025年度に一般社団法人として設立予定。このコンソーシアムでは、『データスペース』と呼ばれる新しいデータ連携プラットフォームを構築します。このプラットフォームは、人工知能(AI)による大規模なデータ活用を後押しするのが狙い。
2025年10月7日、xIPFコンソーシアム準備委員会が発足します。業界を超えたデータ連携の新しい枠組みを立ち上げます。これはその第一歩です。
AIを活用したデータシステムの基盤構築
AIの発展に伴い、都市、企業、人々が日々作成する膨大なデータを共有し、利用する安全な方法が必要です。さまざまな組織が個別に保有しているデータは、共有プラットフォーム上で接続する必要があります。このプラットフォームは、データを保存し、処理し、整理する必要があります。また、データの意味や文脈を明確にする必要があります。このシステムによって、AIはさまざまな用途や状況に応じて最適な予測や判断を下すことができるようになるのです。
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xIPFコンソーシアムでは、先進的なデータスペースの作成と管理に取り組んでいます。これらのスペースは、異なる業界間で簡単にデータを共有することを可能にします。このコンソーシアムの目的は、データの共有と相互運用性を高めることです。これにより、持続可能で競争力のある社会インフラの構築が加速します。また、モビリティ、エネルギー、小売、都市開発などの分野における新たなサービスや価値を解き放ちます。
キックオフと共同アウトリーチ
2025年10月7日、正式発足に先立ち、コンソーシアムの準備委員会がキックオフします。このイベントでは、コンソーシアムのビジョンを共有。業界関係者、自治体、学校などを結びつけ、オープンなコラボレーションと共創による参画の促進を目指します。また、オープンなコラボレーションと共創を通じて、参加者の拡大を目指します。
設立組織の役割
ソフトバンク は2023年から超分散コンピューティングプラットフォーム「xIPF」に取り組んでいます。これは、次世代のデジタル・インフラを構築するという大きな目標の一環です。このコンソーシアムは、その専門知識を活用して先進的なデータ空間を構築する計画です。これをAIデータセンターやコンピューティング・プラットフォームと組み合わせる予定です。また、子会社のSBイントゥイションズ株式会社が開発中の大規模日本語モデル「さらしな」も統合します。この統合インフラはデジタル・イノベーションを推進します。産業活動をサポートし、複雑な社会的課題への取り組みを支援します。
について 越塚研究室 は、さまざまな分野にまたがるデータの検索を得意としています。また、様々なデータドリブン・サービスがうまく連携できるようにします。その使命は、セクターを超えた円滑なデータの共有と利用を確保することです。また、データ駆動型イノベーションの社会的利用と世界的な成長をサポートします。このラボは、その経験を活かして、コンソーシアムがAIを活用したデータ活用を改善できるよう支援します。

