SolvifAI」を展開する株式会社ソルヴィファイが、プレシリーズAで1.7億円の資金調達を実施。湯浅基佳CEOと染谷亮大COOが率いるAIを活用したSaaSプラットフォーム。SolvifAIは、ITとデジタルトランスフォーメーション(DX)プロジェクトを後押しします。今回のラウンドはジャフコグループ株式会社が主導し、株式会社サムライインキュベートが第三者割当増資により追加出資しました。
日本におけるDXの課題への取り組み
日本では、企業価値を高めるためにデジタルトランスフォーメーションが最重要課題となっています。そのため、企業はこれまで以上にAI技術を活用しています。企画立案や要件定義といった重要な上流工程は、個人のノウハウに頼る部分が大きい。このような依存関係は、一貫したプロジェクトの成功を難しくしています。
このギャップは、特にJUASの「2025年企業IT動向調査報告書」において懸念されています。同レポートによると、過去10年間、システム開発における品質、予算、スケジュールの達成率は10%から30%の間で推移しています。その主な要因は、ビジネス環境の複雑化です。このため、要件定義が難しくなり、システム設計の選択の影響が大きくなっています。
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資金調達の目的
今回の資金調達により、ソルビファイはこれらの継続的な課題に取り組むため、「SolvifAI」の成長と改善を計画しています。同社はAIを活用することで、プロジェクトの成果を向上させることを目指しています。これにより、DXとITプロセスを合理化し、最適化します。また、個人の専門知識への依存を減らし、より一貫性のある実行を実現します。
ソルビファイ は、組織がデジタルトランスフォーメーションに取り組む方法を変えることを使命としています。私たちは、複雑な世界においてITプロジェクトを計画、定義、実行するためのスマートなツールでチームを支援します。

