NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は、RPAツール「WinActor」の新バージョン「Ver.7.6.0」を7月17日より販売開始すると発表しました。世代AIとの連携強化による活用範囲の拡大や、新操作支援機能によるメンテナンス性の向上が図られているとのこと。
WinActor(ウィンアクター)」は、同社が商品化した国産RPAソフトウェアです。 NTT-AT NTTアクセスサービスシステム研究所で研究・開発された技術をベースに開発。WindowsアプリケーションやWebアプリケーションで行われるさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、自動化することができます。新バージョンでは、新たに画像認識AIとの連携に対応。生成AIに指示を与えることで、画像内の様々なデータを理解・抽出することが可能。生成AIが抽出したデータをシステムに転送し、Excelに保存するなど、非定型作業も含めた自動化を実現するとのこと。
また、世代AIによるシナリオテンプレートの生成機能が強化され、世代AIが作成したシナリオテンプレートを対話を通じて修正・追加し、ブラッシュアップすることが可能になりました。これにより、初めてシナリオを作成する場合でも、簡単にシナリオを作成することができます。また、複数のシナリオの差分を表示できる機能により、比較シナリオからの変更点や追加点を視覚的に区別できる色枠で表示できるようになり、シナリオの確認作業が効率化されました。
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さらに、シナリオの不要な設定や環境に依存する部分を項目ごとにチェックし、結果を表示するシナリオフォーマットチェック機能を追加しました。これにより、シナリオ開始前のチェックが容易になり、保守性・操作性が向上します。WinActorの価格(税込)は、使用端末を固定するノードロック版がフル機能版で109万8680円、実行版が30万8080円。一方、購入ライセンス数内であればどの端末でも使用できるフローティングライセンス版はオープン価格。
ソース ヤフー

