IBMは、IBM Power11サーバーのラインアップを発表しました。これは、エンタープライズITインフラにおける重要な一歩となります。Power11はハイブリッド・クラウド環境向けに構築されています。先進的なプロセッサーと仮想化ソフトウェアを備えた新しいアーキテクチャーを備えています。また、自律的な運用もサポートしています。この設計は、AIやサイバーセキュリティのような最新のワークロードを管理するのに役立ちます。
このプラットフォームは99.9999%の可用性を提供し、メンテナンスのための計画的なダウンタイムはありません。これにより、事業継続性を高め、運用リスクを低減します。IBM Power Cyber Vaultを搭載しています。このツールは、ランサムウェアの脅威を1分以内に検出します。また、NISTサイバーセキュリティ基準にも適合しています。さらに、量子安全暗号化と高度な脅威対応を提供します。
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Power11は目覚しい性能向上を実現します。Power9よりもコア性能が最大55%向上しています。また、新しいIBM Spyreアクセラレーターにより、AIを多用するタスクをサポートします。これにより、ミッション・クリティカルな環境におけるAI導入のための重要なイネーブラとなります。
Power11 は、エントリー、ミッドレンジ、ハイエンドの各システムで同時に利用できる初の IBM Power サーバーです。また、IBM Cloud上のIBM Power Virtual Serverとともにローンチします。このプラットフォームには、Red Hat OpenShift AIやwatsonxなどのツールが含まれています。これは アイビーエム AI統合とクラウドサービスの近代化に注力。Power11はエネルギー効率を高めます。同様のx86サーバーと比較して、ワットあたりのパフォーマンスが2倍になります。

