スペイン・バルセロナに本社を置くAIスタートアップ、Causal Foundry社は、日本法人「Causal Foundry LLC」を設立し、日本市場への本格参入を発表しました。
Causal Foundry社は、ユーザーの行動をリアルタイムに分析・予測し、最適なタイミングでパーソナライズされた体験を提供し、リソース配分を最適化する「適応型AI」を開発。ゲイツ財団、グーグル、リリー、ジョンソン・エンド・ジョンソンなど世界的企業の支援を受け、すでに医療、物流、Eコマースなどの分野で、社会的課題解決と利益拡大などのビジネス成果の両立を実現。
この取り組みは、Gaviワクチンアライアンスの国際プログラム "INFUSE 2024" において "Pacesetters" の1つに選ばれるなど、国際的にも高く評価されています。また、アフリカ・ペリアニェスCEOは、世界各国のリーダーが保健政策やグローバルヘルスの問題を議論する場である「第40回武見シンポジウム」(ハーバード公衆衛生大学院主催)に基調講演者として登壇しました。
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Causal FoundryのAIは、ユーザーの行動パターンを継続的に学習するだけでなく、自らの測定結果からフィードバックを受けて進化する「自己進化型」AIです。使えば使うほど精度が上がり、現場に適応していきます。これまでに、需要予測、在庫切れ防止、ラストワンマイル配送最適化、行動変容を促すナッジ、リソース配分最適化など、実業務に即したAIインフラを提供してきました。
実績として、ルワンダ社会保障委員会(RSSB)やアフリカ10カ国で活動するヘルスケアNGO「mothers2mothers」などの政府機関に、財政効率化や医療アクセスを実現するAIソリューションを提供。また、東南アジア最大級の薬局ネットワークを支えるB2Bプラットフォームでは、28万人を超える薬剤師のパーソナライズド・レコメンデーションやロイヤリティ報酬の最適化を支援し、デジタルトランスフォーメーションと収益改善を実現するなど、グローバルで具体的な実績を積み重ねています。
特に同社の強みは、精度の高い行動予測に基づくパーソナライゼーションです。近年、AmazonやNetflixなどのグローバルプラットフォームで広く採用され、ユーザーにとって「当たり前の体験」となりつつあるパーソナライゼーション。しかし実際には、そのような体験を一人ひとりに最適なタイミングで、最適な方法で真に届けるためには、高度な行動予測と介入設計が必要であり、多くの企業にとって予算や技術の面で高いハードルとなっています。
これらの課題に対処するため、Causal Foundryは、ヘルスケア、物流、電子商取引の分野ですでに成功を収めている実用的な適応型パーソナライゼーションAIを提供します。
コーザル・ファウンドリーは、ヘルスケア、ロジスティクス、Eコマースなどの既存分野に加え、ゲーム・エンターテインメント分野への本格参入を発表しました。プレイヤーエクスペリエンスの向上、継続的なエンゲージメント、収益性の向上を目指し、日本市場においてより高度なパーソナライゼーションを実現する仕組みを構築してまいります。
日本法人の経営陣は、創業者兼CEOのアフリカ・ペリアネス博士と、ゲーム業界出身で最高事業責任者兼日本・APAC統括責任者のジョンソン裕子で構成されます。ペリアネスは、様々な業界で社会的・商業的にインパクトのあるAI製品を数多く生み出し、研究開発とリーダーシップの経験を有しています。一方、ジョンソンは、ゲーム業界やハイテク業界における事業開発で長年の経験を有し、国内外の企業と協働して新たな体験価値と収益機会を創造してきました。
近年、ゲーミフィケーションは、ゲーム業界のみならず、ヘルスケアなど様々な分野で注目されており、ユーザーの行動変容やエンゲージメントの持続、さらにはビジネスの成長や利益の最大化をもたらす手法として期待されています。現実世界の課題解決に精通したペリアネスと、ゲーム分野で経験を積んだジョンソンのチームにより、日本市場における分野横断的な取り組みも展開していきます。
コーザル・ファウンドリー は、行動予測と最適なタイミングによる「次世代パーソナライゼーション」を軸に、社会課題の解決とビジネスインパクトの両立に挑戦し続けます。
ソース PRタイムズ

