NECは、専門性の高い作業を自動化することで生産性を向上させるAIエージェントの普及を目指し、自社開発の生成型AI「cotomi」の性能を向上させたと発表。高速性と高い推論能力はそのままに、エージェントの性能を向上させ、コンテキストの長さを拡張。cotomiは、NECのAIエージェントにより、ユーザーから依頼された業務を自律的に分解し、必要な業務プロセスを設計し、業務ごとに最適なAI・ITサービスを選択し、業務を自動実行します。
NECは、cotomiの性能強化に加え、AIエージェントのプロトコルであるMCP(Model Context Protocol)仕様に対応させることで、様々なAIや外部サービスとの連携を強化し、活用の幅を広げました。強化ポイントは主に3つ:cotomiにおけるエージェント性能の向上:問題解決のプロセスに着目した学習を強化することで推論性能を向上させるとともに、タスクプランニングやツール選択機能を強化し、Agentic AIの処理能力や処理速度を向上させました。cotomiの文脈長の拡張:文脈長の最大値が128Kと大幅に拡張され、日本語で20万文字を超える長文にも対応できるようになりました。エージェントプロトコルに対応MCP仕様への対応により、自社サービスとの連携が容易になりました。
こちらもお読みください: InfoDeliver、カスタムAIエージェント作成のためのCOMITXを発表
NECは、MCPを活用した外部サービス連携強化の一環として、Boxとも連携。NECは、国内ISVパートナーとして初めて、Boxが提供するBox MCPサーバーのベータプログラムに参加。Boxの製品管理部門でAI製品担当バイスプレジデントを務めるYashoda Bhavnani氏は、「NECは、MCPベータプログラムの早期参加企業として、企業内により安全なAI導入を促進するリーダーシップを発揮しています。Boxのインテリジェント・コンテンツ管理とNECの高度なAIを統合することで、新たなレベルの生産性とビジネス効率を引き出します。" NEC 当社は、今後も企業におけるAIエージェントの活用を推進することで、業務の高度化を支援し、誰もが安心・安全にAIを活用できる社会の実現に貢献してまいります。
ソース ヤフー

