村田製作所は、世界初の高周波フィルタの量産出荷を開始しました。このフィルタはXBAR技術を採用。無線通信部品の大きな前進です。村田製作所はレゾナント社と共同でフィルタを開発しました。このフィルタは、村田製作所の表面弾性波(SAW)の専門技術とXBAR技術を融合させたものです。このフィルタは、低挿入損失、高減衰、広帯域を提供します。これらの特徴は、5G、Wi-Fi 6E、Wi-Fi 7、将来の6Gといった今日の無線規格をサポートします。
高速で大容量のワイヤレス・ネットワークに対する世界的な需要が高まっています。LTCCやBAWのような従来のフィルタでは、性能やサイズに限界があります。ムラタのXBARフィルタはこれらの問題を解決します。圧電単結晶薄膜上に櫛形電極を配置。これによりバルク音響波を励起。その結果、3GHzを超える周波数でも高い性能を発揮します。
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フィルタの通過帯域は5150~7125MHzと広い。挿入損失は2.2dB、リターンロスは17dBです。つまり、帯域外減衰が強力です。エンジニアは、スマートフォン、ウェアラブル端末、ノートパソコン、ワイヤレスゲートウェイ向けにこの技術革新を行いました。信号の明瞭性とバッテリー効率を高めます。また、次世代ワイヤレス・インフラもサポートします。 村田 将来のバージョンでは、この技術をさらに高い周波数帯域向けに強化する予定です。

