日本オラクルは、長野県信用金庫がOracle Cloud Infrastructure(OCI)を採用し、次世代会計システムのフルオープンとクラウド化を実現したと発表しました。また、長野県信用金庫は、Oracle Base Database Serviceを採用し、データ管理システムの信頼性と応答性を確保します。本プロジェクトは、金融業界のデジタル改革に精通し、システム刷新の実績を持つアクセンチュアの支援を受けて進められ、2027年の本稼働を予定しています。
長野信用金庫は、メインフレーム上で稼動していた会計システムを、オープン技術をベースとした新システムに刷新します。システム近代化の一環として、アクセンチュアの書き換えツール「MAJALIS」を使ってアプリケーション言語をCOBOLからJavaに変換するほか、OSやミドルウェアもオープン技術に移行する予定。これにより、企業が直面する大きな課題である「2025年の崖」(老朽化・複雑化したレガシーシステムによる柔軟性や保守性の低下)に対処します。
クラウドインフラには、ミッションクリティカルなワークロードで実績のあるOCIが採用され、""に代表される高いパフォーマンスや可用性といった非機能要件も高く評価されました。 オラクル Real Application Clusters"、およびそのコスト面。このプロジェクトは「OCI Compute」と「Oracle Base Database Service」を利用し、パフォーマンスの向上、業務効率の改善、関連する規制要件への対応を目的としています。
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メインフレームのモダナイゼーションが日本の金融機関にとって優先事項となる中、OCIはメインフレームのアプリケーションとデータベースのクラウドへの移行を支援します。OCIは、高い柔軟性と自動化機能を備えた、メインフレームからクラウドへの移行に理想的なプラットフォームです。クラウドの利点であるインフラ管理の簡素化、スケーリング、自動セキュリティパッチ適用に加え、OCIはメインフレームアプリケーションの再構築やリファクタリングに必要なツールやリソースを提供し、迅速な導入とビジネスニーズに応じた継続的な進化を支援します。
ソース PRタイムズ