ニューオールド・キャピタル 中堅・中小企業向けにM&Aアドバイザリーサービスを提供し、企業の成長戦略を支援する株式会社ニューオールドは、社内専用のセキュアな環境で利用できるAIシステム「NEWOLD AI」のPoC(概念実証)に成功しました。
日本の中小企業が抱える事業承継問題は深刻さを増しており、中小企業庁の試算では、2025年までに127万社が後継者不在となる「2025年問題」が目前に迫っています。この問題を放置すれば、約650万人の雇用と約22兆円のGDPが失われると試算されており、事業承継に対する迅速かつ適切な支援は喫緊の社会的要請となっています。
そのような中、事業承継の最も有効な手法の一つであるM&A業務において、より多くのクライアントに迅速なサポートを提供するためには、アドバイザーの生産性と質を向上させるAIの積極的な活用が不可欠であると考えています。
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一方で、M&Aビジネスは顧客企業の機密情報を扱うため、情報セキュリティの強化は最重要課題です。現在、日本ではM&Aビジネスを展開する企業が多く、その多くがAIを活用していると推測されますが、AI活用に伴うセキュリティ環境への懸念もあると思います。
この問題を解決するために、社内でAIをセキュアに活用できる「NEWOLD AI」のPoC(概念実証)に取り組んでいます。
具体的には、機密情報を保護しつつ、AIを活用した業務効率化を推進することで、M&Aの検討・実行のスピードアップを図ります。
また、AI活用に関する社員の共通認識を醸成するため、「NEWOLD AIガイドライン」を策定・公表しています。
本ガイドラインでは、AIを活用する際のルールや倫理、機密情報や個人情報を取り扱う際の注意点などを定めています。また、AI活用を積極的に推進するための姿勢や活用事例を明確にすることで、従業員が安心・安全にAIを活用できる環境づくりを目指します。
ソース PRタイムズ