ソフトバンク株式会社と、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2号の投資会社である米国Databricks Inc.は、DatabricksのAI(人工知能)データ基盤 "Data Intelligence Platform" を活用し、データ・AIを軸とした企業経営を支援する「データ・アドバイザリー・サービス」の提供を開始します。
ソフトバンクは、日本企業にAIデータ基盤を提供するだけでなく、社内データの活用を実現するための要件定義、ガバナンス策定、システム構築などの上流コンサルティングサービスである「データアドバイザリーサービス」を提供します。データアドバイザリーサービス」を利用することで、企業は導入準備から統合的なデータ活用戦略までを包括的に支援することができます。これにより、販売データや顧客情報をリアルタイムに分析・可視化し、データに基づく意思決定が可能になります。また、顧客行動分析や市場動向を踏まえたマーケティング施策にも活用できます。
Databricksの「データインテリジェンスプラットフォーム」は、顧客データと様々なビジネス特性に最適化された強力なAIモデルを組み合わせることで、意思決定を支援するAIデータ基盤です。 ソフトバンク は、本プラットフォームを活用し、環境構築から活用全般までをワンストップでサポートすることで、データ収集からAI活用までを一つのプラットフォーム上でスムーズに行える体制を構築し、データとAIを活用した企業経営の実現に貢献します。これにより、企業はデータに基づく迅速な意思決定が可能となり、競争力のさらなる強化が期待されます。
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AIやデータの活用が重要な経営テーマとなる一方で、企業は部門や目的ごとにデータがバラバラに管理され、有効活用できていないという課題を抱えています。 データブリック'「データインテリジェンスプラットフォーム」は、非構造化データを蓄積するデータレイクと構造化データを蓄積するデータウェアハウスを1つのプラットフォームに統合し、企業があらゆるデータを1つのプラットフォーム上で蓄積・管理することを可能にするデータ基盤です。また、大規模データの迅速なリアルタイム分析、AI開発プラットフォームを活用した高度なデータ分析、AIモデルの構築を可能にします。
ソフトバンクは2020年にデータブリックスの「データインテリジェンスプラットフォーム」を導入し、財務情報、人事情報、基地局情報など部門横断的なデータをすべて統合。また、統合したデータを他のツールと連携させて分析し、経営の意思決定やマーケティングに活用しています。 データガバナンスの観点から、個人情報など極めて高度なセキュリティが求められるデータも、このプラットフォーム上で適切に管理・運用。
ソフトバンクは、自社のデータ活用環境構築の経験をもとに、企業のデータやAIの有効活用を支援する「データアドバイザリーサービス」を提供します。また、LINEヤフー株式会社をはじめとするソフトバンクグループ各社が保有するビッグデータとの連携を進め、将来的にはOpenAIやソフトバンクグループが開発・販売に合意している最先端エンタープライズAI「Cristal Intelligence」との連携も視野に入れています。このように、外部サービスとの連携により、より高度なマーケティングの実現や業務の効率化など、企業のデータ・AI活用をさらに推進してまいります。
ソフトバンク株式会社櫻井勇人専務取締役は、「Databricks 社と強力なパートナーシップを結べたことを大変嬉しく思います。Databricksのデータインテリジェンスプラットフォームを活用することで、企業はデータを最大限に活用し、競争力を強化することができます。このパートナーシップを通じて、ソフトバンクはAXを支援していきます。 *9 と日本企業向けのDXを提供しています。さらに今後は、AIエージェントの提供にも力を入れていきます。"
Databricksの日本法人であるデータブリックス・ジャパンの代表取締役社長兼CEOである笹 俊文氏は、「ソフトバンクとのパートナーシップを深め、AIデータ基盤を核とした日本企業の経営を支援するDatabricksのデータインテリジェンスプラットフォームを活用したデータアドバイザリーサービスの提供を開始できることを大変嬉しく思います。この取り組みを通じて、より多くの日本企業が、自社独自のデータをもとに、ビジネスに特化した課題解決に特化したAI、すなわちデータインテリジェンスを構築し、さらなるビジネス価値を創造していくことを期待しています。"
ソース ソフトバンク