世界的な月探査会社であるispace, Inc.は、月着陸船「レジリエンス」が月周回軌道上でのすべての軌道制御に成功し、2025年6月6日の着陸に向けて準備中であることを発表しました。
これにより、ミッション2 "SMBC×HAKUTO-R ベンチャー・ムーン "のマイルストーン8が達成されました。
2025年5月28日17時27分(日本時間:5月28日08時27分)、ミッション運用計画に基づき、月周回軌道制御マヌーバを実施しました。この動作に必要なエンジン燃焼時間は約10分で、ミッション2ではこれまでで最長となりました。それ以来、着陸機は月を100km周回する軌道にあり、2時間ごとに1周します。RESILIENCEが軌道制御マヌーバを完了した後、東京・日本橋のミッション管制センターでは、着陸シーケンスに先立ち、ispaceのエンジニアが正確な軌道の確認作業を行いました。
2025年5月7日(日本時間)に月周回軌道に到達した「レジリエンス」は、ペリルーン(月への最接近点)高度約70km、アポルーン(月からの最遠点)高度約5,800kmの楕円軌道で月を周回しました。3回の軌道制御を行った後、高度約100kmの月周回円軌道に到達。
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月着陸は、2025年6月5日(UTC)(日本時間6月6日)より前に行われる予定です。レジリエンス着陸機は、現在の円軌道から降下を開始する予定です。降下段階では、主推進系を自動的に噴射して徐々に減速し、姿勢を調整することで、月面に軟着陸することを目指します。
「10個のミッションのうち8個のマイルストーンを達成したRESILIENCEは、お客様のペイロードだけでなく、私たちの従業員やその家族、パートナー、そして私たちを支援してくださるすべての方々の希望を乗せて、歴史的な月面着陸に挑戦する準備が整いました。 アイソスペース.「私たちは、ミッション1と今回の月探査で得た運用経験を活かし、月面着陸の成功に向けた準備に自信を持っています。
ソース ビジネスワイヤー